【第2話】入会後に見えてきた、40代男性の婚活における課題
〜「たぶん」「いつでも」「どちらでも」、あいまいな返事の裏側にあるもの〜
こんにちは。明石・加古川の結婚相談所Alamiの齋藤です。
第1話では、40代男性の彼がAlamiに入会を決めるまでの経緯をお伝えしました。
今回は、入会の意思をいただいた後、活動スタートに向けて打ち合わせを進める中で見えてきた、
彼の”あるコミュニケーションの癖“についてお話しします。
これは彼一人のことではなく、婚活がうまくいかない方によく共通する、大切なテーマでもあります。
この内容は、ご本人の許可をいただき、お話いただいた内容を個人が特定されない形でありのままにお伝えしています。
彼は、第1話でお伝えしたように、誠実に婚活と向き合おうとしている方です。
今回お話しするのは、その彼の中にある”癖”であって、人柄を否定するものではありません。
入会直後の最初のひと言は「皆さんは、何を聞いているのですか?」
2回目の面談で入会の意思をいただき、そのまま今後の流れをお伝えすることに。
「先に何か気になることや聞いておきたいことの、質問はありますか?」
そう聞くと、返ってきたのは 「皆さんは、何を聞いているのですか?」 という一言でした。
よくいただく質問をいくつかご紹介し、「今は特になければ、その都度聞いてくださいね」とお伝えして、次の話へ進みます。
▶︎ よくある質問はこちら
婚活を頑張ってみよう!とは思ったものの、まだ具体的なイメージは持てていなかったのかもしれません。
そんな方は、ぜひ上記の「よくある質問」も参考にしてみてくださいね。
「いつでも」「どちらでも」― それでも、入会時の言葉を信じて
続いて、今後の予定を一緒に決めていきます。
「いつ頃から活動を開始したいですか?」 「いつでも」
「では、できるだけ早い方がいいですよね?」 「どちらでも」
唯一、彼から出た質問は「会費はいつから発生しますか?」というもの。
契約時点で入会金と登録料が必要なこと、月会費は初月が準備期間のため不要で、2か月目から発生することをお伝えしました。
「では、いつでも」
——彼の中に今リアルにイメージがあるのは、目の前の会費の支払いだけ。それは、分かります。
でも正直に言えば、どこか他人事とも捉えられるような、こうしたあいまいな返事が続くことに、私は少し心配になりました。
まだ具体的なイメージはないとしても、
本当に婚活をやりたいのだろうか?頑張る意思は、本当にあるのだろうか?今、自分事として考えてほしい
でも、彼の言葉を信じます。
入会を決めてくださった時、彼は確かにこう言ってくれたのです。
「婚活、頑張ろうと思います」 「やっぱり、結婚して、子どもが欲しい」
その言葉を信じて、1つ1つ丁寧に説明し、1つ1つ丁寧に日程を決めて、進めていくことにしました。
漠然とした「結婚したい」「婚活頑張りたい」というそのご希望を、
「では具体的に何をしたらいいのか?」というところに導いていくのがAlamiです。
彼のように、「わからない」「いつでもいい」「でもいつかは」の気持ちのままでスタートしていただいて大丈夫です。
しっかり成婚まで伴走します。
GW前のプロフィール公開を目標に、4ステップで逆算
ちょうど4月。月末にはGWがやってきます。 このタイミングでプロフィールを公開し、活動をスタートできるよう、逆算でスケジュールを組んでいきます。
活動スタートまでのステップはこちらです。
①契約
契約内容の説明と、お見合いのルール&マナーをお伝えします。
活動を始めてから「あれ?思っていたのと違う」とならないよう、丁寧に説明するため1時間はいただきます。
また契約時には、本人確認書類(免許証やマイナンバーなど)が必要です。
②写真撮影
おすすめのフォトスタジオへ。ヘアスタイルを整えてもらい、自然な笑顔の写真を撮影します。
プロフィールは、写真が命です。
写真の重要性をご説明し、フォトスタジオでの撮影をおすすめしています。
③ファーストカウンセリング
何歳で結婚し、何歳で子どもが欲しいか。
ご自身の人生設計を改めて考えていただきます。そして、その目標のために、毎月の計画を一緒に設定していきます。
ご希望から逆算し、そのためにはいつまでにお相手を見つけておく必要があるのか?
いつプロポーズする?
それまでに、お見合いが何件必要?
そのためには、毎月何件のお申し込みが必要?
目標からの逆算と、彼のお仕事の忙しさ、お休みの状況などを考え、そして成婚データも照らし合わせ、活動計画を立てます。
そして、この計画を話しながら見えてくる将来の家庭像、お人柄なども入れこんで、プロフィールを作成します。
併せて、このタイミングまでに必要書類を揃えていただきます。
- 独身証明書
- 学歴証明(卒業証書など)
- 源泉徴収票
- 住民票
- (お持ちであれば)資格証明
④プロフィール公開
ここでいよいよ活動が開始となります!
お見合いのお申し込みがきたり、申し込んだり、将来のパートナーとの出会いに向けて動き出します!!
工程を少なくするために、①と②は同日に行うことが多く、
早い方で①②の1週間後に③、その際に書類が揃っていれば、③から3日後には④活動開始!となります。
この期間、早い方で10日間。お忙しい方でも3週間くらいです。
彼は①②は別日を希望され、書類のご準備も時間がかかりそうとのことで、①~④まで20日間くらいでスケジュールを組みました。
「休みの日は趣味の時間に使いたい」という、彼のスタイル
彼は、休みの日は自分の趣味の時間にあてたい。私との面談や活動は、できるだけ仕事の日、仕事帰りに行いたい、と話してくれました。
大丈夫です。個人の結婚相談所のメリットは、営業時間を柔軟に取れること。もちろん、Alamiもご希望に合わせて対応しています。
幸い、大阪近辺でお仕事をしている彼が仕事帰りで行けそうな時間で、梅田のフォトスタジオの予約をとることもできました。
ご自身の生活の中に、どう婚活の時間を入れていくか、無理なくできるか、これも活動を続けていくための重要なポイントです。
彼のご希望のスタイルに合わせて、スケジュールを調整していきます。
写真撮影の同行で見えた、彼の返答の特徴
「オプションですが、写真撮影に同行しますか?」
「はい」とも「いいえ」とも、返事はありません。
「写真かぁ、選べないよなぁ、難しいよなぁ・・」 とつぶやくばかり。
同行されるのが嫌なのか、遅い時間なので気遣ってくれているのか、彼のお返事からは分かりません。
でも、写真を選ぶ自信がないことは伝わってきます。
「では、ご一緒しますね」とお伝えすると、ようやく「はい」と答えてくれました。
自分では全てを答えない。相手に判断を委ねる。もしかしたら彼の回答の癖なのかもしれません。
もちろん、これは彼なりの慎重さや遠慮の表れでもあるのでしょう。
ただ、普段からこの感じだとすると、お相手は彼の本心を掴みかねてしまうかもしれません・・・
「たぶん」「たぶん」「たぶん」― 日程調整に現れた、彼の癖
予約は最終時間の18時半に取り、私も同行することで写真撮影の話はまとまりましたが、念のために確認します。
「お仕事終わりですが、時間は大丈夫ですか?」 とお伺いすると、「たぶん大丈夫です」
「遅れるとキャンセル扱いになりますので、やはりお休みの日のほうが…」 とお伝えしても、「たぶん大丈夫です」
「でも、休みの日に出かけるのは嫌なんです」
何度確認しても、返ってくるのは「たぶん」だけ。
①と③の日程も、同じ調子で決めていきます。
「19時ならどうですか?」 「たぶん来れます」
「では余裕をもって19時半にしておきましょうか?」 「いや、たぶん19時でいけます」
「この日はどうですか?」 「たぶん大丈夫」
ご予定が入っている日と、お休みの日だけは「嫌です」と伝えてくれる。
ということは、彼の「たぶん」=OKなのだろう、と判断し、そのまま進めることにしました。
「源泉徴収票、見たことないんです」― 書類準備で見えた課題
こんなやり取りで、ようやく①~④の日程が決まり、次は書類の話。
「独身証明書と住民票は取りに行けます」
「卒業証明書は、たぶん実家にあると思います、探してみます」
「たぶん、あります・・・」
そして、源泉徴収票。
「会社のデータで見られるようになっているのですが、しばらく開いていないのでパスワードがわかりません」
——会社に確認していただくしかありません。
ここで、結婚相談所のプロフィールについて改めてお話しました。
私たちのプロフィールは、事実に基づいた、嘘偽りのない情報です。
「自称・年収○○万円」のマッチングアプリとは違い、すべて証明書類の提出が必要です。書類が揃わなければ、活動を始めることはできません。
「入会して、婚活したいんですよね?」と聞くと、「はい」と答えてくれました。
「では、会社にパスワードを聞いてみてくださいね」とお話しすると「はい、でも聞きにくい・・・」と。
1年分の給与明細を揃えるにも、同じくデータが必要です。
どうしてもご自身で動いていただくしかない部分です。
何度か同じやり取りをし、彼のやる気も確認しつつ、
ご自身で動いていただく必要があることをご納得いただきました。
「はい」と少しだけ頼りないお返事でしたが、それを信じてお願いし、面談は終了。
会社にパスワードを確認したり、ちょっと面倒だと感じられたのかもしれません。
過去にご相談にこられた方でも、中には、書類が面倒、と入会されなかった方もいらっしゃいます。
確かに、色々揃えるのは面倒だと思います。
でも実は、ここに本気で頑張りたいか、真剣にやってくださるか、が表れてくるところでもあります。
結婚相談所は「人」と「人」のご縁をつなぐ場所。
その真剣度は、同じでないといけないと思っています。
どちらかが適当だと、真剣な方へ失礼になってしまうから、ここは何と言われても、私も真剣にお願いしています。
そして、このようなやりとりで、かれこれ1時間。今回はここまでとなりました。
面談後のLINEは、すべて既読スルー
面談後、日程の確認と書類の確認のために、改めてLINEでメッセージを送りました。
——全て、既読スルー。
「彼の婚活上の”傾向”」が、ぼんやりと見えてきました。
決して責めたいわけではなく、これからの活動で一緒に向き合っていく『婚活における彼の改善ポイント』として
- ご自身の気持ちを言語化することが苦手なこと
- 「はい」と言い切れず「たぶん」と濁してしまうこと
- 自分で決めず、判断・決定を委ねてしまうこと
- LINEでのコミュニケーションが苦手なこと
彼と会話をしていると、「どうしたいのかな?」と考えさせられることが多いのは事実。
でもそれは、ただイメージできないだけだったり、素直に「どっちでも大丈夫」「そちらに合わせます」という、
彼なりの「優しさ」や「気遣い」であることは、直接お話をしていると感じ取れます。
しかしながら、それは私が婚活アドバイザーとして同じような婚活男性とこれまで1,800人以上お話してきたから、わかること。
お相手の女性からすると、もしかすると、会話のキャッチボールがしづらく、距離を感じてしまうかもしれません」
おそらく、このあたりが彼のこれまでの婚活がうまくいかなかった理由なのかな、と感じました。
私には分かる、この彼の「お人柄の良さ」を、彼がこれから出会う女性にも伝わるようにするにはどうすべきか、
これが私と彼が一緒に向き合っていく「婚活における課題」かもしれません。
「好きな女性には、ちゃんとしますよ!」と言われても
実は、これまで1,800人以上の婚活相談を受けた中で、過去にこんなふうにおっしゃる男性会員さまもいらっしゃいました。
「齋藤さんにはこんな対応ですが、好きな女性には、ちゃんとしますよ!」
もちろん、私に対しても好きな女性と同じように接してください、なんて言いません(笑)
ただ、こういう日常のやりとりにこそ、コミュニケーション力やリード力が自然と表れるものなのです。
そして、これは女性にもまったく同じことが言えます。
好きな人の前だけ良い顔をする、かっこつける、可愛く振舞う——
本人はちゃんとやっているつもり。
でも、お人柄は、必ずどこかでばれます。
だからこそ、私とのやりとりも、活動の大切な一部だと考えています。
ただ、活動を始める前にそんなことをいきなり伝えることはありません。
会員様の活動がうまくいくように、ご本人も気づいていない「これまでの」「婚活における課題」を見つけていき、改善に導いていくことが私の仕事でもあります。
そのためには、最善なタイミングで、ご本人に気付いていただけるようにお伝えしていきます。
それに、これだけではまだ私とのコミュニケーションが足りず、彼が緊張しているだけの可能性もありますし、
何よりまだまだ私と彼の信頼関係は構築できていません。
これから私のことをしっかりと信頼いただいた上で、必要なタイミングで、今日の気づきは伝えていくようにします。
まずは。彼の「婚活頑張ろうと思います」というお言葉を信じ、
そして、その場所としてAlamiを選んでいただいたという感謝と責任を感じて終了とします。
婚活は、スタートダッシュが勝負 ―「5月以降のお休みは空けておいてください」
最後に、こうお伝えしました。
「○○さんの活動を進めるにあたり、私とのやりとりは○○さんのご都合に合わせます。
ただ、お見合いやデートは、できるだけお休みの日の時間を使ってくださいね。
5月以降は、できるだけお休みの日を空けておいていただけると安心です」
返ってきたのは、 「そんなにすぐ会えるとも思えないし・・・」 という、なんとも後ろ向きなお返事。
これは彼のこれまでの経験からくる、自信のなさから出てきた素直なお言葉だと思います。
婚活頑張ろう!とは決めたものの、まだまだ自信はない、当たり前ですよね。皆さん、そうですから。
入会しただけで結婚できる!と過剰な期待や自信を持たれるより全然いいです。
「婚活は、スタートダッシュも勝負です。
しっかり計画を錬って始める、せっかくのチャンスを逃さないように準備する!
良いスタートダッシュを切りましょう!
そのために、一人じゃない、私が伴走しますから!
婚活をうまくいかせたい、そのために選んでくれたんですよね?」
と、笑顔でお伝えし、気合を入れてもらいました。
そして、契約日の前日も、返事はなかった
契約の日が近づいてきました。 前日、念のためご予定の確認のメッセージをお送りします。
——既読スルーのまま、返事はなし。
当日、彼は時間通りに現れてくれるのでしょうか?
次回は、契約当日の様子と、その後の写真撮影の話をお届けします。
ぜひ、お楽しみに。
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